コバナシ//明快に面白い! シュールはなし! 爆笑・お笑い・ショートショート・ジョーク短編集
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2008/07/27 (Sun) ワープ装置

虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) (文庫)「博士、これは何ですか?」と、助手が訊いた。
「ワープ装置だ。まだ実験段階で不安定だが、これに乗るとワープをすることが出来る」
「私には金タライにしか見えませんが?」
「形状はそう見えるが、これはワープ装置だ」
「博士、私をからかっているのでしょう?」
「からかってなどおらん。このリモコンスイッチを押すとこの装置は瞬間的に別の空間に移動する」
「信じられませんね。やっぱりどう見ても単なる金タライですよ」
「なら賭けるかね?」
「いいでしょう」
 博士はニヤリと笑うとリモコンのスイッチを押した。
 すると次の瞬間、それが消えてしまった。
「あ、消えた」と、助手。
「どうだね、瞬間的に別の空間に移動したのだよ」
「まさか本当にあの金タライみたいなものがワープ装置だったなんて……」
「そういうことだ。掛けは私の勝ちだな」
「ところで、消えた装置はどこに行ったのですか?」
「まだ調整が不十分なので正確には言えないが、予測では丁度上の二階に移動したはずだ」
 次の瞬間博士の頭上にそのワープ装置現れ落下した。そして博士の頭にベコンと音を立てて直撃した。
 助手が言った。「博士、やっぱり金タライですよ」

(了)

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