コバナシ//明快に面白い! シュールはなし! 爆笑・お笑い・ショートショート・ジョーク短編集
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2008/07/19 (Sat) アダムとイブのピクニック

旧約聖書「愛の12章」―それはアダムとイブから始まった… (単行本) ある日、アダムとイブはピクニックに来ていた。
 そろそろ食事をしようということになり、アダムはリュックから缶詰を取り出した。
 しかしそこで缶切りがないことに気づいた。
「ちょっと、どうするのよ。缶切りがないと缶詰食べられないじゃない」と、イブ。
「そんなこと言われたって、ないんだからどうしようもないよ」と、アダム。
「も~私おなか空いちゃった~」
「僕もだよ」
 そんなときに二人の前に神様が現れた。
「あ、神様、お久しぶりです」と、二人。
 神は言った。「私が君らの望むものを何でも出してやろう」
「本当ですか神様」と、二人。
「ああ、本当だとも」
「本当にどんなものでもいいのですか?」と、アダム。
「ああ、何でもいいぞ、望むものを言ってみたまえ」
「本当に、本当にどんなものでも?」と、イブ。
「ああ、本当にどんなものでもだ」
 二人は相談を始めた。そして声をそろえて言った。
「缶切りをください」
「うむ」と、神様は言って缶切りを置いて去って行った。
「ああ、やっとこれで缶詰がたべられるよ」と、アダム。
「ええ、これが今日の楽しみだったんだものね」と、イブ。
「早速食べようよ、この知恵の実の缶詰」
 缶詰めを食べ終わった頃、二人は深い後悔の念に襲われた。

(了)

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